講演
2024.06.06
024年5月29日(水)13:00~15:00
Online(Zoom)
13:00~13:05 | 「開会あいさつ」 コンソーシアム代表 熊木 大介 |
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13:05~14:00 | 「液体金属を用いた電子素子の基盤技術の開発と、その応用」 横浜国立大学 准教授 太田 裕貴 先生 |
14:00~14:30 | 「伸縮性フィルム「REACTIS®」」 東レ株式会社 フィルム事業本部 若原 葉子 様 |
14:30~15:00 | 「日本メクトロンのPrinted Electronicsおよび伸縮FPCの取り組み事例のご紹介」 日本メクトロン株式会社 技術本部技術開発部 塩川 大介 様 |
山形大学ソフトセンシング産学連携コンソーシアム(YU-SSC) の第1回Webinarを聴講した。元企業研究者の材料屋の視点から感想を述べたい。最初の横浜国立大学の太田裕貴先生の液体金属に関する講演は、ちょうどNHK放送技術研究所から液体金属を用いた伸縮フルカラーディスプレイが発表され、調べていた所だったので大変興味深く拝見した。特に、印刷可能なLiイオン電池用液体金属電極インクに関心をもった。Gaベースで粘度調整のためNiを少量添加されているなど、購入品に頼らず、目的に合わせて研究室で組成を工夫されていることに感銘を受けた。液体金属は、まだ材料として黎明期にあり、今後更なる発展が見込める非常に面白い材料と思う。後半の企業2社(東レ様、日本メクトロン様)からの講演は、マーケティングにより得られたニーズ情報を商品設計・開発に反映させて、見事に採用実績に繋げている。今後の拡販が楽しみである。
前田 修一(山形大学客員教授)
山形大学ソフトセンシング産学連携コンソーシアム事務局
E-mail: soft-sensing@gp.yz.yamagata-u.ac.jp